しっかり愛情を注ぐことでストレスに強い子供になる
2014/07/29
しっかり愛情を注ぐことでストレスに強い子供になるそうです。
この「脳のしくみ―ここまで解明された最新の脳科学」の P.118~119に
「養育期に虐待を受けるとストレスに弱い脳になる」
「養育期の虐待で PTSDにかかりやすくなる」
「養育期の愛情がストレスにたいする強さを左右する」
と書かれています。
詳細は、誌面を読んでいただきたいと思いますけども、
養育期(生後 6ヶ月まで)は、脳の発達においても非常に重要な時期だそうで、この時期に親子の信頼関係がしっかり築けていることが重要なのだそうです。
たとえば、泣いていても母親が母乳をあげなかったり、怒ったりすると、他者への信頼感や自信が育ちにくくなるそうです。
つまりは、養育期に愛情をしっかり受けられていない子供は、ストレスに対して反応する脳内物質が、正しく処理されない状態で成長してしまい、大きくなってもストレスに対して弱くなってしまうということのようです。
これは、脳内の状態としてそうなってしまうため、大きくなってからではこれを改善させることが非常に難しい、ということのようです。
一度作られた脳の状態は大人になっても基本的に変わらないため、脳の状態がすでにそうなってしまっている状態を改善するためには、それを自覚し、より強い精神力でそれを矯正していくよう努力が必要になるのでしょう。
ニュースなどで、虐待されて育った方は子供にも虐待してしまう。といった報道がされていたりしますが、これも上記のように脳内の状態がストレス耐性が低いためなのだろうと思います。
ストレス耐性が低ければ、ストレスに対して自身で処理できないため、攻撃的になったり、PTSDやうつになったりするのでしょう。
逆に言えば、ストレス耐性が高い脳に育てるためには、愛情たっぷりに育てることが大事。ということですね。
たびたび書いているような気がしますけども、しっかりした親子の信頼関係こそがストレスに対しても強い味方をしてくれるということなんですね。
親子の信頼関係が強ければ、子供は自分自身に自信を持てると思いますし、それによって持ってる才能をいかんなく発揮してくれるんじゃないかな、と思いますね。
子供の自立を促すためには子供が泣いても手を出さない、といった育児法をよく見かけた時期もありましたが、それは全くの間違いであるのでしょう。
過保護、過干渉となると、それはまた違う問題なのでしょうが、子供がストレスに強くなるためにも、おそらく、自立した人格に育つためにも、小さい頃からの愛情を注ぎ続けると言うことは大事なのでしょう。
「愛されている」
そう思えることこそが、自立心をはぐくむんでしょうね。
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Comment
これからこちらを拝見して勉強させていただきたいと思っております。
うちには幼い子がふたりなのですが、親である私が未熟なもので、ついつい自分の価値観を押し付けたりイライラしたりしてしまいます。
ひとりひとり違うのだから、どの子にもこうすれば正解というのはないのでしょうね。
「愛している」という気持ちは揺るがないので、言葉づかいに気をつけて、一緒に成長していけるように頑張ります[絵文字:v-208][絵文字:v-209][絵文字:v-206][絵文字:v-206]
コメント、ありがとうございます。
子育てって正解はないので、自分を信じて、子育てを子供と一緒に楽しむことがいいんでしょうね。
子供が毎日新しいことを出来るようになっていくのが楽しくて、もっと面白いことをしてくれないかなぁ、ってあれこれ実験しているような感じですねぇ。
これからもよろしくお願いしますね。