睡眠時無呼吸症候群の診察と検査とマウスピースで行う対処療法の体験記
睡眠時無呼吸症候群の診察と検査とマウスピースの体験記
この記事は、睡眠時無呼吸症候群になった私が、実際に診察、検査を受け、対処療法のマウスピースを作成してそれを装着する...という一連の流れを克明に記したものです。
睡眠時無呼吸症候群になったら誰もが同じような治療を行うわけではないとは思いますが、睡眠時無呼吸症候群は根治する治療方法がありませんので、おおよそは、マウスピースを使った対処療法を行うことになるでしょう。
そのために、多くの方に共通した体験も多々あると思いまして記事にしました。
マウスピース装着に至るまでの具体的な流れを自分の体験を通じてご紹介します。
2018年初頭 睡眠時無呼吸症候群であることを強く意識する
2018年初頭、寝入りばなに呼吸が止まっていることがある、と自覚した。
1回だけではなく、1週間のうちに数回ほど、寝入りばなに目が覚めて、「あぁ、今呼吸が止まっていたな」と自分で気が付いたのだ。
目が覚めて、息苦しかったイメージがあり、肩で息をするくらい息切れをしていて、時には汗びっしょりの時もあった。
1回だけなら悪夢を見たのかも。と思ったかもしれないが、あまり期間を開けずに連続して同じような状況で目が覚めることがあったので、「これが睡眠時無呼吸症候群の症状なのだろうな」と考えるに至った。
ただ、目が覚めると言ってもガバッと起き上がるわけではないので、目が覚めて「あぁ、睡眠時無呼吸症候群か...」と思っても、またすぐに眠りにつくわけなので、朝起きたときには「睡眠時無呼吸症候群」のことを真剣に考えることはなかった。
また、明確に自覚したのは 2018年の初めごろだった、それ以前にもぼんやりとそうなんだろうな、と思う機会は確かにあった。
しかし、だからといって具体的な行動に至ることはなった。
2018.06.28 睡眠時無呼吸症候群のことをネットで調べる
寝入りばなに呼吸が止まっている!
ということに気がついてから半年ほどが経ち、また寝入りばなに呼吸が止まっていると気づくことが増えてきていた。
寝ぼけた頭で、「あぁ、これが睡眠時無呼吸症候群なんだなぁ」とぼんやり思った。
仕事中に眠たいことも多々あった。
仕事中に眠たいことは結構前からあったことなので、「寝るのが遅いからかなぁ」「年を取ってきて疲れが抜け切れていないからかなぁ」なんてことを思っていた。
だけど、「そうか、睡眠時無呼吸症候群にかかっているので日中眠気がひどいのか!」と思い至った。
そして、何をきっかけに検索をし始めたのか忘れてしまったが、睡眠時無呼吸症候群について検索をしていた。
そして、たまたま、喘息(ぜんそく)の治療で通っている耳鼻科を検索した際、「診療内容」の中に「睡眠時無呼吸症候群」という文字があるのを見つけた。
「睡眠時無呼吸症候群」は何科の病院に行けばいいか分からなかった。
全く初めて行く病院で、初めて診てもらう症状の相談には不安があった。
だけど、毎月通っている耳鼻科の「診察内容」のところに「睡眠時無呼吸症候群」あった。
いつも診てもらっている先生ならどんな先生なのか、どんな話し方をするのか、どんな質問の仕方をするのか、そんなことが分かるから安心感が大きいのだ。
「診察内容」にもあるってことは、「睡眠時無呼吸症候群」についてもよく診ているということなので、これは相談しなくちゃ!と思って早速その週末に病院に行くことにした。
2018.06.30(土) 耳鼻咽喉科で初受診
喘息(ぜんそく)のために月に 1回通っている耳鼻科がある。
この日は、5日前の 6月25日の月曜日に定期検診に行ったばかりで、その週の土曜日にまた病院に行ったので、先生は喘息が悪化したからなのか、と驚くとともに心配していた。
「いや、喘息の方は全く問題ありません。」と伝えながら「睡眠時無呼吸症候群」の相談をした。
耳鼻科なので、耳鼻科らしく、鼻やのどの奥をすぐにカメラで検査をしてくれた。
診察した結果、鼻や喉(のど)の形状には全く異常がなく、すごくキレイ、ということだった。
「睡眠時無呼吸症候群」には、喉(のど)などに形状の変形や、腫瘍などによって気道が狭くなる事象が原因になっている場合もあるそうだが、そういう事象は見当たらず、きれいな状態だと分かった。
それらが原因で「睡眠時無呼吸症候群」になっている場合は、原因の部位を切除することで根本治療ができる場合もあるらしい。
しかし、それが原因の場合は多くなく、「睡眠時無呼吸症候群」の方々の鼻や喉(のど)の形状は正常な場合が多いらしい。
(日本大学医学部付属板橋病院「https://www.med.nihon-u.ac.jp/hospital/itabashi/sleep/mukokyu-syokogun.html」より)
そして、「睡眠時無呼吸症候群」は、ほとんどの場合は、加齢や体重が増えることやアルコールの摂取などが原因で、睡眠中に舌の筋肉が緩み、舌が気道をふさぐことによって無呼吸の状態になるのだそうだ。
この場合は、根本的な治療はなく、対処療法しかないのだそうだ。
喉(のど)などの形状を診て異常はないため、「睡眠時無呼吸症候群」がどれくらいの状況なのかを調べることになった。
以前は、病院に入院して大掛かりな検査機器を装着して調べる必要があったそうだが、現在は、簡易的な検査キットを使い自宅でも検査ができるようになったという。
その検査キットを使い、自宅で検査をすることになった。
簡易的な計測機器とは言うが、かなり正確に状況が分かり、睡眠時無呼吸症候群の判断をするためのデータとしては全く問題なく、事足りるそうだ。
まぁ、そうじゃなきゃその検査キットで検査する意味がないけど。
その検査機器は、検査機器を取り扱う「日本睡眠総合検診協会」から自宅に郵送されてきて、自宅で合計 2日間の検査をし、検査データが入った検査機器を「日本睡眠総合検診協会」に送り返すことで完了する、ということだった。
そのため、検査に対する同意書(検査機器を借り受ける同意書)を書いて、5日後に検査機器が届くのを待つことになった。
今から考えると、最近は夕食でお酒を飲むことが増えてきたこともあったからかもしれない。
もともと僕は晩酌はしない人なのだけど、6月は記念日が多い月だったこともあって、晩酌する妻に付き合って飲む機会が増えていたからかもしれない。
僕が晩酌をしないのは、お酒が飲めないからじゃなくて、単にお酒を飲む習慣がない家で育ったから、僕自身その習慣がないだけの話。薦められたら飲むのは全くやぶさかではない。
あと、喘息の治療で使っているアドエアディスカスを使い始めてからは、のどの奥に何となくの違和感があるのも理由かもしれない。
(アドエアディスカス:http://kusurigsk.jp/pc/aa/howto/index.html)
あと、アレルギー性鼻炎もあるので、もしかすると寝室にあるアレルゲン(アレルギー物質)に反応して、寝るときはのどの奥が腫れているのかもしれない。
そんなことの原因を突き止めていくのにも、まずは現状を正しく把握することから始まる、といえる。
2018.07.01(日) 横向きに寝てみる
私は仰向けでの姿勢でしか寝ることがない。
横向きに寝ようと思っても、横向きでは寝なれていないため、身体が耐えられずにすぐに仰向けで寝てしまう。
抱き枕を買ってきて、抱き枕を使ってみたことはあったものの、それでも気が付いた時には仰向けで寝ていた。
そのため、横向きに寝ることはあきらめていた。
だけど、「睡眠時無呼吸症候群」の一つの要因として仰向けで寝ることがあげられる。
仰向きで寝るため、舌が気道を塞ぐのだが、横向きであれば舌が下に向かっても塞ぐ気道がそこにないため、無呼吸になる可能性が低くなる、という状況がある。
そんなわけで、1日の夜、かなり頑張って横向きで寝てみることにした。
夜中何度か仰向けで寝ていることに気が付いたが、仰向けで寝ていることに気づいたときはその都度横向きに寝るように意識して寝ることにした。
2018.07.02(月) 確認の電話が来た
昼過ぎに、スマホに見知らぬ電話がかかってきた。
業務中だったため電話には出なかったが、かかってきた番号を検索すると「日本睡眠総合検診協会」がヒットしたため、どこからかかってきたのかを理解した。
そして、休憩時間になって折り返しの電話を行った。
連絡の内容は以下のような内容だった。
・検査機器を送る日時の確認
・宅配ボックスがあるかどうかの確認
・検査方法の説明
・返却方法の説明
まず最初は、検査機器を送る日時の確認。
検査機器を確実に受け取ってほしいということだった。
そのため、在宅の日時の再確認があった。
また、宅配ボックスがあるかどうかの確認もあった。
続けて、検査の仕方の説明。
・1週間のうちに 2日を測定
・2日は連続していなくても OK
・1日は 4時間以上測定すること
・途中で起きても問題なし
・トイレに行くときなどは付けたままにしておく
といった説明があったうえで、詳しい使い方は、郵送する検査キットの中に説明書が入っている、とのことだった。
測定が終ったら、着払いで返送すること、とのこと。
・検査キット一式を同じように梱包して返送すること
・返送用の封筒も入っている
・返送はクロネコヤマト便で
・送料は着払いの伝票が入っているのでそれを利用する
また、検査キットが到着してから返送までに 1週間以上かかる場合は、検査キットに入っているフリーダイヤルに連絡をするように、とのことだった。
03-5802-7081
日本睡眠総合検診協会
http://suiminken.or.jp/
2018.07.04(水) 横向きに寝てみる
7月1日から横向きに寝ることを意識づけて寝続けた結果、だんだんと横向きで寝ていられる時間が長くなってきたような気がする。
そして、その分、日中の眠気は少なくなってきたような気がする。
まだ、睡眠時無呼吸症候群の治療は始まっていないが、病院にも行かずにできる対処療法としては、横向きに寝る、というのは結構いいのかもしれない。
2018.07.05(木) 横向きに寝るため枕を高くしてみる
いつも使っている枕は、仰向けに寝るのにちょうどいいような高さになっている。
そのため、いつも使っている枕では横向きに寝ると肩が痛くなることに気が付いた。
なので、枕の下にクッションを敷いて高さを調整してみることにした。
寝るときはいい感じかと思っていたが、厚手のクッションだったので、ちょっと高すぎかもしれない。
ちなみに、横向きに寝ることで日中の眠気がかなり減ってきたことはかなり実感できるようになってきた。
一日中パソコンに向かって座り仕事をしているので、眠たい日も結構多かった。
「午前中から眠たい」というのは睡眠時無呼吸症候群を疑う一つの条件になっているのだが、明らかに朝から眠たい日も多かった。
だが、横向きに寝るようになってから午前中から眠たいことはかなり減った。というか、ほとんどなくなった。
「劇的に」と思えるくらい実感できる変化だった。
ただ、日中の眠気が減ってきたせいか、夜は眠たくなる時間が早くなった気がする。
今日は、19時半ごろに家に着き、風呂に入り、21時には食事を終えていた。
そして、食事を終えたころには眠くなっていた。
これは、日中に居眠りをしていないからか(笑)?
2018.07.06(金) 横向きに寝るため枕を高くしてみる・その2
前日は、枕の半分だけを高くして寝てみて、ちょっと高いかなと思ったもののいい感じだったので、今回は全体的に枕を高くしてみた。
そうすると、仰向けになったときに枕が高くなりすぎて首が痛くなってしまった...
当たり前なのだが、枕が高すぎるのはよくないようだ。
ただ、枕が高いと首が痛くなるものの、息苦しい感じは全くなかった。
本来的には、枕が高いと気道は狭くなるようなのだが、これは意外な感じがする
睡眠時に無呼吸になるのは枕が低すぎるの原因だったのかも??
今日、寝る直前になって、今日到着する予定だった検査機器が来ていないことを思いだした。
先日の「日本睡眠総合検診協会」からかかってきた電話では、担当者が盛んに「宅配ボックスがあるか」と確認していたため、宅配ボックスに入っているのだろう、と思いはしたものの、もう寝るつもりの状態だったので、宅配ボックスまで取りに行くのすら面倒だったので取りに行のは止めにした。
ちなみに、翌朝になって気づいたことだが、例え取り出しに行こうと思っても取り出せなかっただろう。
なぜなら、私は郵便受けを開けるためのダイヤルの番号を覚えていないので、宅配ボックスを開けるための番号が書かれた紙が入っているであろう、郵便受けを開けることができないからだ。
宅配ボックスを開けるためだけに妻を起こすのはさすがに忍びない...
2018.07.07(土) 検査機器が来ていることを確認した。そして、1日目の検査実施
朝、検査キットが宅配ボックスに届いていることを確認した。
そして、検査キットが入っている段ボールには大きく「宅配ボックスに入れてください」と書いてあった。
電話では「家族はいるのでまずは呼び出してください。いなければ宅配ボックスで」と、伝えていたにも関わらず、呼び出しはなかったようだ。
「宅配ボックスに入れてください」と書いてあれば、宅急便の配達人は呼び出しはしないよな、と思いつつ、「最初から宅配ボックスに入れるならなんで時間指定なの?」と思わざるを得なかった。
ちょっとイラッとした出来事だった。
日本睡眠総合検診協会の人はなんでそんなに宅配ボックスにこだわるのか?
そんなわけで金曜の夜、土曜の夜の 2日間の計測を想定していたのがもろくも崩れ去った。
夜になり、1回目の検査を実施することにした。
検査キットを開け、中身を取り出す。
一応、夕方ごろに一度明けて中身を見ていたものの、改めて内容を確認して、検査キットの装着方法の説明書を熟読する。
イラスト付きで装着方法が描かれているので装着方法が分からなくなることはない。
ただ、初めてなので、胸のベルト、指のベルト、あご下のチューブの、それぞれの締め具合をどれくらいにしたらいいのかがよく分からない。
チューブや血流センサーのケーブルを固定するために絆創膏で止めるのだが、こんな絆創膏で一晩はがれずに持つんだろうか、そんな心配もあった。
また、血流センサーは人差し指に取り付けるのだが、説明書には「外れないように止める」と書かれていたため、結構きつく取り付けてしまった。
そしたら、指が痛いのなんのって。
指がドクドクと脈打つのが分かるくらいで、脈打つたびに痛みがあるのだ。
最初に取り付けてから痛くなるようになり、その後 10回くらいちょっとずつゆるめに張り直してもみたが、一度痛くなった箇所の痛みを伴う違和感はなくなることがなかった。
布団に入った後でも真っ暗な中何度も張り直した。
センサー自体は平たいものなのだが、それが寝ている間に剥がれないようにするためにどれくらいしっかりくっつければいいかがよく分からないからだ。
最終的にはかなりゆるゆるにしたのだが、一度痛くなった箇所の痛みはなくなることがなかったので諦めざるを得なかった。
元々仰向けで寝ていたから睡眠時無呼吸症候群に至ったということもあり、この日は仰向けで寝ることにした。
例え、翌日の日中に眠たくなったとしても日曜日だからいいだろう、と考えてのことだ。
ちなみに、私は仰向けで寝るときは、死んだ人にやるように、胸の上で手の指を組んで寝るのだが、そこに検査機器があるのでこれがまた眠りにくさを助長するのだ。
そんなわけで、寝る前から最悪な夜になる予感があった...
2018.07.08(日) 検査キットを付けていると全く寝られない!
ハッキリ言って、検査キットを付けていると、それが気になって全く寝られない。
ただでさえ、無呼吸症候群で眠りが浅くて眠りの質が悪いのに、検査機器を付けると余計にちゃんと眠ることができなくて、夜通しうなされているような感じだった。
まず、指。
左手の人差し指に血液の流れを測定するセンサーを取り付けるのだが、これが痛い。
絆創膏を使ってセンサーを指に巻き付けるのだが、「圧迫しない程度に」と書いてあるものの、絆創膏が伸びるタイプなので、普通に貼っても結構圧迫してしまうのだ。
これが痛くて痛くて仕方がなかった。ゆるゆるになるまで 10回くらい張り直した。それでも痛くてジンジンしていた。
胸に取り付けるセンサー。
これもどれくらいしっかりと固定すればいいかよく分からない。
座った状態でいい感じに取り付けても、寝るとそれが結構苦しかったりする。
また、寝ている間に外れるかも...そう思うと寝返りもうまくできない状況になっていた。
鼻に付けるセンサー。
日ごろ鼻に何かを入れるということがないのだが、そこにチューブがある状態なわけで、これも寝ている間中すごく気になった。
「チューブで鼻が塞がれて息ができなくなる」そんな夢を見るくらいだった。
そして、寝返りを打った時に検査機器が外れたらどうしよう。
寝返りを打った時チューブの上に乗ってしまい、うまく計測できていなかったらどうしよう。
そんな緊張感もある夜っだった。
長めにゆっくり寝ようと思っていたのだが、いつも起きている 7時には目が覚めてしまった。
そんなこんなで、
それはまるで悪夢にうなされるように、ただひたすらに寝苦しい夜だった。
(「君の名は。」風に...)
エアコンの温度をもう 1度下げて、寒いくらいにしておけばもう少しマシだったかも。
そう思ったものの後の祭りであった。
この日、日曜日の夜は検査キットを付けずに寝ることにした。
前日の検査キットを付けて寝たところ、眠りはすごく浅く、悪夢にうなされるくらいに寝苦しく、起きた後も 1日中眠かったので、こんな寝苦しい夜を 2日続けると確実に日中眠たくなる、月曜日の業務に悪影響がある、と考えて、2日続けての検査は止めにした。
当初の予定通り、金曜日に検査キットを受け取り、金曜の夜、土曜の夜とで検査できなかったことは痛恨の極みであると感じた。
なぜなら、検査キットのレンタル期間は 1週間で 1週間以内に送り返すように、と書かれてあるからだ。
1週間のうちの週末は、もうすでに終わってしまうので、もう 1日は平日のどこかで実施しなくてはならない。
それを思うと、日本睡眠総合検診協会の「宅配ボックスに届けさえすればいい」とする姿勢に疑問とともにふつふつと怒りにも似た感情が湧き出てきた。
ちゃんと呼び鈴を鳴らしてくれれば金曜日に受け取れたのに、と。
ちなみに、検査キットをなくすと 45万円を請求する。とも書かれていた。
検査キットを破損したり、無くしたり、返却期限を守らなかったりする事故は相応に起きているのだろうと思うのだが、なんちゃら協会なんかによく見られがちな、民間サービスとは違う高圧的な、お役所的な対応のように感じた。
この点も「日本睡眠総合検診協会」が残念に思えてならなかったことだ。
また、検査キットの破損や紛失をなくすためにも、宅配ボックスではなく、手渡しのほうが確実だと思うのだが...
2018.07.09(月) 枕の高さを調整してみた。そして、2回目の検査
前日の夜、寝る前に枕の高さを調整してみることにした。
前回の高さの調整に使ったクッションは厚みがありすぎたため、もう少し薄いものに変えようと考えたのだ。
最初はバスタオルを敷いてみたのだが、バスタオルでは薄すぎた。
重ねる枚数で高さの調整がしやすいというメリットはあるが、相応の高さにするには何枚ものバスタオルが必要となるので、その点が難点だった。
そんなわけで、ソファーにあったちょっと薄めのクッションを使ことにした。
そして、全体を高くするのではなく、横向きに寝る箇所だけを高くして、寝返りを打って仰向けに寝る部分は低いままの状態になるように調整してみた。
結果、これが結構よかった。
横向きに寝たときも仰向けに寝たときも結構いい感じの高さになっていたのだ。
ただ、やっぱりこの時期は暑いので、エアコンをかけていてもゴロゴロと寝返りをしてしまうため、枕の位置が常にベストな場所にあるとは限らない。
そのため、枕の高さも高いところと低いところとある方がいいようだ。
そして、この日の夜、2回目の検査をすることにした。
今回は、前回の反省を踏まえ、検査そのものよりも寝ることを優先することにした。
人差し指に取り付けるセンサーの絆創膏は、指にくっつけるためのもの、と割り切り、ゆるゆるに止めた。
絆創膏をした上にゴムのバンドを巻くので、それがあるから取れないだろう、という判断だ。
そして、寝苦しくならないよう、エアコンの温度もいつもよりも 1℃下げた。
さらに、前回は無呼吸の状態が出た方がいいのだろうと思って仰向けに寝たが、今回はしっかり寝ることを優先して、横向きで寝た。
仕事中に出る眠気に耐える時間が苦痛でしかないので、しっかり寝たい。それだけだ。
2018.07.10(火) 2回目の検査が終わって
やはり、検査キットを付けて寝るのは絶対的に寝苦しい。
しかし、そこはやはり 2回目だ。1回目の最悪な状況と比べると、若干はマシだった。
あくまでも、最悪な 1回目と比べてちょっとはマシ、という程度だが。
私としては、チューブとケーブルがあることが気になるので、それが絶対的に寝づらい理由だ。
可能な限り、翌日が休みな日にやるべきだ。
しかし、これで 2日間の検査が終わった。
後は検査データが入っている検査キットを送り返すだけなのだが、あくまでもこれは検査でしかない。
現在の状態を調べるものでしかない。
これだけ寝苦しい 2日間があっても現状を知るだけ、っていう...
これをやれば少しでも症状が改善していくなら気分的にも楽になるのだが、現状では何も変わらない。なのに 2日間寝苦しいだけ、という...
病気の検査ってなんでこんなに辛いものが多いのか??
寝苦しい患者に対してもっと眠れないような機器を装着させて...
加えて、検査の前後で検査に必要な質問票に回答を行う必要もある。
2018.07.11(水) 検査キットを梱包して発送
検査が終わると、検査キットは「日本睡眠総合検診協会」に送り返すことになる。
検査キットとして送られてくるものの中には、返信用の大きな封筒と、クロネコヤマトの着払いの配送伝票が入っている。
検査が終わった検査キットは、検査機器ケースに収め、返信用の大きな封筒に入れ、配送伝票に送り元の情報を記入する。
そして、近所のコンビニから発送する。
送料は着払いのため、特に費用は掛からない。
というか、検査費用の中にすべて含まれている。
(そして、検査費用は保険適用なので、本人負担は 3割となる。)
あとは、1週間程度で検査結果が病院に伝えられるため、1週間以降に病院に検査結果を聞きに行くことになる。
ただ、確実に 1週間後!というワケではないそうなので、「病院に来る前に検査結果が出ているか電話で確認してください。」と病院で言われていた。
私の場合は 1週間後の週末が予定があるため、どのみち病院に行くのは 2週間後の週末になるのだけども。
2018.07.12(木) 抱き枕を使ってみた
我が家には抱き枕がある。
昨年のクリスマスに妻に贈ったものがあるのだが、それを今は娘が使っているため使えない。
だけど、この日、一日だけ借りて使ってみた。
それまでは、毛布を抱き枕代わりに丸めて使っていたが、この時期は毛布は暑いのだ。
だけど、抱き枕の方が低反発素材なので柔らかく、温かさがこもらなくてより快適であった。
やっぱり、抱き枕は抱いて寝る専用のものだけあって寝心地がよかった。
自分用の抱き枕を買おうかと考えている。
2018.07.13(金) 横向きに寝るようになってから肩が痛い
横向きに寝るようになって、日中眠たくなることがすごく減った。
なので、横向きに寝る効果はあるのだろうと実感できている。
ただ、横向きに寝ると肩が痛くなる。
肩を下にして寝るのだから、肩に体重がかかって痛くなるのは当たり前といえば当たり前ではある。
しかも、これまで横向きに寝ることがほとんどなかっただけに致し方がないことか。
2018.07.28(土) 病院に検査結果を聞きに行く
睡眠時無呼吸症候群について、最初に耳鼻科に相談に行ったのは 6月30日なので、それからちょうど 1か月経ったこの日、改めて耳鼻科に行き、検査の結果を聞いた。
検査結果は、総合評価は「B」だった。
「B」というのは、軽度の睡眠時無呼吸症候群、という診断結果だった。
最初の診断の時に、鼻やのどには異常はなかったため、睡眠時無呼吸症候群の理由は、年を重ねたことによるものであろう、という診断になった。
そのため、寝ているときに舌がのどに落ち込まないよう、マウスピースを作りましょう、ということになった。
マウスピースの作成は、口腔外科での診断が必要なため、近くの大きな病院に行くことなり、紹介状を書いてもらった。
紹介状と無呼吸症候群の診断結果があるため、マウスピースを作成するのも保険適用の治療として行えるのだそうだ。
どんな診断結果が得られるのか、事前に詳しく聞いておけば分かっていたことかもしれないが、検査結果は非常に詳細な情報が書かれていた。
上記の画像は検査結果の 1枚目で検査結果の概要が書かれている。2枚目以降には詳細なデータと共に検査結果が書かれている。詳細な数値は消しているが、BMIは 23.3でいわゆる標準体型だ。太っているわけではないが、それでも無呼吸症候群になるわけだ。
まずは、総合評価として「B」だった。
無呼吸状態の検査は、仰向きに寝ていた時、横向きに寝ていた時とそれぞれ測定されていた。
自動的に横向きか仰向きか分かるらしい。
それに基づき 1時間当たりの無呼吸回数、その時の血液の酸素濃度などが自動的に測定されていた。
それに基づき、総合評価として、私の場合は「B:軽度の無呼吸症候群」と診断されていた。
私の様に、午前中から眠たいような状態でも「B:軽度」なので、私よりも症状が重い方の場合は、どれくらい辛いのだろうか、と思わずにいられなかった。
私の場合は座って仕事をする仕事のため、「B:軽度」でもかなり眠気と戦わないといけない状況があるのだが、私よりも症状が重い場合は、立ち仕事でも眠気が強くなるのかもしれない...
ちなみに、紹介状を書いてもらった病院は、平日しかやっていない。
しかも、初診の場合は午前中に受付をする必要がある。
なので、有休を取って診察に行く必要があるのだが、先週、派手に夏休みを取ってしまった手前、通院のための休みとはいえ、ちょっと取りにくい...
2018.08.04(土) 肩の痛みが限界に近づく
横向きに寝ることで肩が痛くなり続けていた。
そんなわけで、ネットで調べてみると、横向きに寝ることで肩が痛くなることがままある事象ということを理解した。
私は左肩を下にして横向きに寝るので、下になる左肩が痛くなるのならそれなりに理解できる。
もちろん、左肩は痛い。しかし、右肩の方が痛いのだ。
どれくらいの痛みか、というと、机の上にあるマグカップを手を伸ばして取ろうとすると、マグカップの重みで「うっ!」となるくらいの痛みなのだ。
いくらなみなみ水が入っているマグカップとはいえ、せいぜい 500g程度にしかならないマグカップを持ち上げようとするのに苦労するくらいなのだ。
また、朝起きてすぐの時はさらにひどく、肩が上がらないときもある。
まさに、四十肩の状態だ!
これから考えると、四十肩の原因は、寝る姿勢にあるのじゃないか?と思えてくる。
仰向けに寝ていたころはこんな肩の痛みはなかったので、早くマウスピースを作って仰向けに寝られるようにしたい、と思う。
ただ、前にも書いたが、休みをいつ取ろうかと考えているうちに無駄に 1週間たってしまった...
ちなみに、耳鼻科の先生は、「急を要する症状ではないので、急がなくても全然問題ないですよ。」とは言っていた。
だが、私からするとそんな悠長なことは言っていられない!
そんな気分だ。
2018.08.15(水) 紹介状を書いてもらった病院に行ってきた
8月13日~15日はお盆休みとして会社が休みとなるので、紹介状をもらった病院に行くことにした。
お盆の時期なので病院も休みになるのだと勝手に思い込んでいたのだが、病院のホームページで調べると特段休みとは書いていなかったので行ってみた。
初診受付で紹介状を出すと、「予約は取っていますか?」と聞かれた。
「初診なのに予約は?」だと??
「初めて来る病院なんだから、予約とか、そんな仕組みがあるなんて知らないよ」なんてことを思ったが、それを言うことはしなかった。大人だからね。
マウスピースを作るために来たのだが、マウスピースの作成は、口腔外科が担当だそうだ。
一応、事前にググって睡眠時無呼吸症候群の治療方法、マウスピースがどういうものなのかは調べてはいた。
耳鼻科ではどういうものなのか、詳しく教えてくれなかったから。
だが、診察室に入り、医者から「どういう治療方法か病院で聞きましたか?」と聞かれたので、ほとんど聞いていない旨を伝えて詳しい説明をしてもらった。
睡眠時無呼吸症候群を治すための根本治療はない。
そのため、症状を緩和する対処療法を行うしかない。
その対処療法の一つで最もよく行われている方法がマウスピースを使う方法だ。
作成するマウスピースは、保険適用になるが、それでも 10,000円弱くらいかかる。
そして、ずっとマウスピースを使い続けていくしか方法がない。
と。
(大阪大学歯学部付属病院「https://hospital.dent.osaka-u.ac.jp/diseases/diseases_000085.html」より)
睡眠時無呼吸症候群の症状は、仰向けに寝ると舌の根元が後ろに(仰向けに寝ている状態では下に)ずれることによって気道を塞ぎ、それによって呼吸が止まることによって起こる。
気道がふさがれないようにするためには、舌を前に(仰向けに寝ている姿勢では上に)ずらす必要がある。
そして、舌は下あごの上に乗っているため、下あごを前に(仰向けに寝ている姿勢では上に)ずらすことで気道を確保する。
というのが現在広く行われている睡眠時無呼吸症候群の対処療法だ。
そして、このマウスピースは、寝ているときに装着し、寝ている間だけ下あごを前にずらす、という方法なのだ。
また、睡眠時無呼吸症候群用のマウスピースは、噛み合わせたとき、下あごが少し前にずれるように作る。
あまり前に出しすぎると、歯やあごに負担がかかるし、寝苦しくなるため、通常の噛み合わせの位置と一番前に出せる位置の間くらいの場所に設定することになった。
この辺りの位置の決め方は、医者と相談することになる。
そして、マウスピースを作るために上下の歯型を取る。
病院で行うことはマウスピースを取るための歯型を取るだけなので、歯を削ったり、麻酔を打ったりすることもない。
また、睡眠時無呼吸症候群の治療は、マウスピースをはめ、物理的にしたあごを前にずらす、という方法のため、薬を飲んだり定期的に通院したりする必要はない。
ちなみに、歯型を取ってからマウスピースができるまで 2週間ほどだそうだ。
ただ、お盆休み中は病院は開いていてもマウスピースを作成する会社が休み中だそうで、いつもより余計に時間がかかるそうだ。
そんなわけで、次回の診察は 9月6日となった。
ちなみに、病院に着いたのは 11:05ごろ。
受け付け手続きが終わったのは 11:30ごろ。
途中 30分ほどあごのレントゲンを撮るために別のフロアに移動したが、診察が始まったのは 13:10。
診察が終わったのは 13:50。
会計をして病院を出たのは 14:20。
病院って、時間がかかりすぎる...
2018.08.19(日) 仰向けに寝てみたが肩の痛みは治まらず
8月13日~15日はお盆ということで会社が休みで、16日、17日は出社するが 2日だけなら何とかなるだろうということで、8月11日から 9日続けて仰向けに寝てみることにした。
多少は肩の痛みが和らいだようにも感じるが、肩の痛みがなくなったわけではない。
数日横向きに寝ただけで肩が痛くなるのに、その方の痛みを取るために 10日近く仰向けで寝てもその痛みが取れない、というのはちょっと残念だ。
ちなみに、肩の痛み、と言っても肩コリや寝違えたような痛みではない。
アウターマッスルではなく、インナーマッスルの痛みのような気がする。
つまりは、日中は腕は下向きに重力を受けていて、肩の筋肉はそれを支えている。
だが、横向きに寝ると、腕の重さは前、もしくは、後ろにかかる(横向きに寝ているので、胸側に腕が来るときは身体の前側に重さがかかり、背中側に腕があるときは後ろ側に重さがかかる、という意味)。
私の場合、日ごろ横向きに寝ることがなかったため、前、後ろの方向に腕の重さを支える筋肉が発達しておらず、その腕の重さを支えるための筋肉が痛みを発しているものと思われる。
その考えが正しければ、筋肉を鍛えるためには定期的に横向きに寝た方がいいのだろう。
2018.09.06(木) マウスピースが出来上がる
8月15日に型を取っていたマウスピースが出来上がったため、それを受け取りに行った。
この日も 11:00からの予約だったが、前の人の診察が長引き、診察が始まったのは 11:25だった。
私の診察自体は大して時間はかからない。
そもそも、診察はしないのだから。
出来上がってきたマウスピースを受け取る。
正しく装着ができるかの確認をする。
装着して違和感がないか、辛くないかの確認をする。
装着する方法を教わり、自分でできるかの確認をする。
日々の取り扱い方法や保存方法について説明を受ける。
そんな感じで、30分もせずに対応終了となった。
マウスピースはこんな感じ。
マウスピースは、透明なプラスチックでできている。
寝ているときに使うものなので、何色でも問題ないだろうとは思う。
そして、上下のマウスピースが透明なブルーの器具で固定されている。
これで口は開けられるが、常に同じ様な場所に顎が来るようになっている。
また、歯にカチッとはまるようになっていて、付けている間は口を開けてもマウスピースが外れることがないようになっている。
口の開け閉めがしにくくなるため、寝ぼけてあくびをして、強く口を閉じると壊れる場合があるので注意が必要とのこと。
留め具部分は交換可能なため、壊れた場合は修理の依頼をして欲しい、とのこと。
保存方法としては、
水につけて保存する方がいいとのこと。
基本的には乾燥した状態で保存することでも問題はないのだが、乾燥した状態と湿った状態が交互にある状態だと素材をもろくする原因になるとのこと。
マウスピースは口に入れて使うものなので、口から出した状態のときも湿った状態、つまり、水につけた状態で保存する方がいい、ということになるそうだ。
そのため、水につけておくのだが、清潔に保つためには、マウスピース用洗浄剤を用意し、それに入れておくといいそうだ。
入れ歯用洗浄剤(ポリデント)の方が安ければそれでもいい、とのこと。
Amazonで見ると、マウスピース用洗浄剤の方が 10%~20%ほど価格が高いようだ。
ちなみに、近所のドラッグストアに行ってみたところ、価格帯、値段の差は Amazonと大差がなかった。
また、マウスピース用洗浄剤は売っていない店舗も相応にあった。
そのため、手軽に買える入れ歯用洗浄剤で十分ではないか、と思う。
ちなみに、入れ歯用洗浄剤には、部分入れ歯用と、総入れ歯用とある。
違いは金属部分があるか、否か、のため、このマウスピースの場合は、総入れ歯用洗浄剤を使うように、とのことだった。
基本的には、入れておくだけで汚れが落ちるとは言うが、ぬめりなどが出る場合もあるので、定期的に拭いた方がいい。
歯ブラシなどで汚れを落とす場合は、なるべく柔らかい素材のもの(指の腹など)を使う。歯磨き粉などは NG。素材に傷が付いて余計に汚れが付きやすくなるそうだ。
このあたりは、マウスピースだけではなく入れ歯もそういうことのようだ。
また、保存するための専用の入れ物を用意しておく方が何かと便利。
私は上記のジップロックコンテナを使っている。
ちょうどいいサイズのものが家にあったからだが、ジップロックコンテナは安くていい感じ。
ただ、洗浄剤を入れて泡がブクブクしている間はフタをしてはいけない。
フタをすると中の圧力が高まって爆発するから!
マウスピースは、見た目は上の部分も下の部分も同じ様に見えるけども、上の歯の部分はやや柔らかくするために内側がやや柔らかい樹脂をはめた二重構造になっているとのこと。
そのため、色の付き方などが下の歯の部分とは少し異なる場合が出てくる、とのこと。
2018.09.08(土) マウスピース付けて寝てみる・1日目
マウスピースができてきたのは木曜日だったが、付けてみて、万一寝苦しくて寝られなかったら、仕事に支障があると思い、翌日が休みである金曜日の夜から付けて寝ることにした。
結果、その判断は正しかった。
そして、マウスピースは最悪だった...
口の中の違和感がありまくりで、ぐっすりと寝ることができなかった。
寝ている間中、マウスピースを外す夢ばかりを見ていた。
木曜日の夜に付けずに寝たのは正解であったが、初めてマウスピースを付けるのは、寝る直前になって付けるということそのものが間違いであるのだとも感じた。
何はともあれ、マウスピースになれることが先決である。
そのため、マウスピースが出来上がってきたら、まず、日中であっても付けておく方がいい。
すごい違和感があるようであれば、しばらくは日中だけ付けておき、夜は外して寝る方がいい。そう感じた。
2018.09.09(日) マウスピース付けて寝てみる・2日目
前日の寝苦しさがあったため、2日目は寝る前の 3時間ほど前から、夕飯を食べ終わってからすぐにマウスピースを付けてみることにした。
もちろん、マウスピースを付ける前にはしっかりと歯磨きはしている。
マウスピースを付けていると、寝ているときにも違和感があるワケなので、起きている間も違和感がある。当然だ。
それはそれは、もう、今すぐにでも外したい気持ちでいっぱいだった。
ただ、マウスピースに慣れないことで寝られないことと、睡眠時無呼吸症候群で寝られないこととどちらを取るかと問われれば、間違いなく前者だ。
マウスピースはそのうち慣れてくるはずなので、早く慣れるように我慢するしかない。
そして、寝た。
前日は、マウスピースを頼りにして、仰向けに寝たことも問題があったのではないか、と考え、今日はマウスピースを付けたうえで横向きに寝た。
前日ほどではなかったが、まだまだ違和感があるので、ぐっすり寝ることは出来なかった。
違和感なく寝られるようになるまで 1週間くらいはかかるんじゃないか、という気がする。
2018.09.24(月) マウスピース付けて寝てみる・2週間
前日の寝る時間が遅かったこともあるのだろうが、この日はかなり深い眠りだったように感じる。
そして、朝起きたときに口の中のマウスピースに対しての違和感がかなりなくなっているとも感じた。
この日に突然違和感を感じなくなったわけではないが、また、今でも違和感がゼロになったわけではないのだが、マウスピースをしていても気にせず寝られるようになったように感じる。
最初の 1週間は違和感ありまくりだったが、2週間くらいするとマウスピースをしていてもしっかり寝ることができるようになるのだろう、と思う。
ハッキリ言って 2週間は結構長い。
そのため、起きている間もマウスピースをしておくなど、マウスピースに慣れるための対策をしっかり実行したほうが良さそうだ。
2018.10.12(金) 1ヵ月検診
マウスピースが出来上がってから 1ヵ月。
状況の確認のために 1ヵ月検診に行ってきた。
診察してくれている先生が、「午前中でも後ろの方の時間になればなるほど診察時間が遅れていきがちなので、ちょっとでも早い時間の方がいいですよ」というので、いつもよりちょっと早い 9:20からの予約を入れていた。
しかし!
9:00に到着して待っていたのだが、診察が始まったのは 10:15!
何のための予約の時間なのかが分からない!!
ちなみに、1ヵ月検診と言っても大して診察時間はかからない。
1ヵ月使ってみたマウスピースの状態を確認し、
マウスピースの装着具合を確認し、
あごの具合を確認する。
1ヵ月間使ってみて問題なかったかどうかの問診をして、終了。
1時間以上待って診察は 10分もかからない。
といった感じだ。
そして、最後に次回の仮予約を入れて終了。
基本的には、1ヵ月検診が終れば、再度検診をする必要はないのだが、万一マウスピースが破損してしまったり、何か不具合が発生したときは、診察のために予約を入れる必要がある。
しかし、新規の予約は電話ですることができない。病院に行くしかない。
だが、すでに予約が入っている場合は、その変更は電話で可能なのだそうだ。
なので、行くか行かないか分からなくても、とりあえず仮予約を入れておけば、予約の変更は電話で対応できるから便利だ、ということらしい。
そんなわけで仮予約を入れたが、システムとして何かがおかしい。そう思う。
それと、この病院は特定機能病院のため、基本的に紹介状がないと診てもらえない。
しかし、診察と診察の間隔が開くと、新規の診察という扱いになるため、改めて紹介状を書いてもらう必要がでてくるらしい。
それを回避するためにも仮予約を入れておくといいらしい。
そうすることで、診察が継続していると処理できる、とのことだった。
そんなことを医者自身が説明して仮予約を薦める必要があるシステムも何かがおかしい。
2018.10.15(月) 風邪を引いたためマウスピースの装着を停止する
風邪をひいた。
風邪が原因で喘息が悪化して、咳が止まらなくなった。
そんなわけで、マウスピースをしていられなくなったため、10月15日の夜から 12月02日までマウスピースの装着を停止した。
喘息の発作のような咳が出るとマウスピースを壊してしまう可能性があるからだ。
普通に風邪を引いたとしても咳が出る場合は外したほうが安心かもしれない。
2018.12.03(月) マウスピースの装着を再開する
風邪を引いてマウスピースをするのを中断してから 2ヶ月弱が経った。
風邪に伴って発生した喘息の発作にも似た咳は 1ヶ月ほど続いた。
その間は寝ている間も席が出ることがあり、マウスピースをしないほうがいいと判断していた。
そして、1ヶ月を過ぎても 1日に数回程度は激しい咳が出ることがあったが、寝ている間は出ることはなくなっていたので、11月後半には何度かマウスピース付けて寝る日もあった。
しかし、ちょっと歯が当たって違和感があったことや、右側のあごの関節のあたりが痛かったこともあり、数日でまた取りやめていた。
何というのか、習慣とは恐ろしいもので、風邪を引いてしばらくマウスピースをしなくなったら、夜になってもマウスピースのことを忘れていることのほうが多くなってきているのだ。
1ヶ月使用した後、2ヶ月近く使用していない時期があるわけなので当然なのかもしれないが、改めて、しばらくマウスピースを付けてみよう、と決意をした。
2018.12.06(木) マウスピースの違和感はなくなる
マウスピースを使うのを再開して 3日ほど経ったが特に違和感を感じることはなくなった。
もともと 1ヶ月ほど使っていたこともあり、最初の頃にあったような強烈な違和感はもうない。
10日くらい前にあった右側のあご関節あたりの痛みも出なくなっていた。
これでまた安心してマウスピースを使えるようになるだろう。
睡眠時無呼吸症候群 診察流れと治療の流れ まとめ
睡眠時無呼吸症候群について経緯と、診察の経緯を書いてきました。
これから診察を受けてみようと思う方の参考になれば、と思います。
ただ、一つはっきりと言えることは、マウスピースを付けたからと言って睡眠時無呼吸症候群がなくなるとは言えない、ということです。
マウスピースを作ったあとの 1ヶ月検診の際、その病院の先生と話をする際
「マウスピースを付けていても睡眠時無呼吸症候群が止まったかどうかわからないんですよね。」
と聞きました。
先生はこう答えました。
「そうですよね。マウスピースは対処療法でしかなくて、マウスピースをしていれば大丈夫、とは言えないですね。」と。
続けてこう言いました。
「時期を見て、マウスピースをした状態で、改めて睡眠時無呼吸症候群の検査をしてみるといいと思いますよ。」と。
睡眠時無呼吸症候群の検査を保険適用範囲で行うには、一定期間の間隔を開けないといけないようなことも話していました。
短期間で何度も検査をできるようなものではないようです。
そのため、マウスピースをしていてもぐっすり眠れている気がしない場合や午前中の眠気が取れない場合などは改めて検査を申し込んでみるといいでしょう。
おそらく、検査の間隔は、厳密に期間が決まっているわけではなく、担当医の判断次第なのだろうと思っていますが、今後機会があった際に聞いてみようと思います。
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Comment
睡眠時無呼吸の疑いがあるため実体験のブログを検索していた所、管理人様のページを知りました。
詳しい経過報告があり非常に参考になります。
その後、症状はいかがですか?
改善されたのか気になります。
よろしくお願い致します。
さとぺん さん、コメントありがとうございます。
結果的に私の症状は改善しました。
もともと症状が重くなかったからである可能性はありますが、トータル 3ヶ月ほどマウスピースをして寝ていましたが、現在は、マウスピースも付けなくても無呼吸になっていることはなさそうで、以前よくあった日中の強烈な眠気はなくなりましたね。
記事にも書いていますが、私は喘息もありまして、咳が出るとマウスピースを付けていられない状態になってしまいますので、3ヶ月ほどでマウスピースを付けるのを諦めた感じなのですが、マウスピースを付けなくなっても無呼吸の状態は発生していないですね。
ただ、申し訳ありませんが、なぜ無呼吸症候群の状況が改善したのかはよく分からないですね。
ばばたろう様、丁寧なコメント返信ありがとうございます。
症状が改善されたとのことで幸いです。
マウスピースは違和感がある方がほとんどのようですね…。
以前からジョギングをしていた方でも無呼吸症候群になるとのことで決定的な改善方法を探すのは大変そうです。
今後、コロナの影響もあり家に巣ごもりが増え無呼吸症候群の方が増加するのではないかと思います。