エプソン、キャノンのインクカートリッジの外箱なし激安販売の闇。詐欺かも?
エプソンやキャノンのインクカートリッジの外箱なしの激安販売品、それ本当に純正品??
この記事を読むにあたっての注意事項
始めに申し上げます。
この記事は、すべて憶測だけで記事を書いています。
全く何の根拠もなく書いています。
また、特定の個人、個別の ECサイトなどを想定して書いた記事ではありません。
それだけはご承知いただいた上で読んでください。
インクジェットプリンタのインクカートリッジは高い!
私は、エプソンの「EP-802A」という製品を使っています。
純正のインクカートリッジは、「IC6CL50」で、風船のパッケージになっています。
日常的に使っていますが、やっぱり年末が近くなると年賀状を印刷しますので印刷量が増えます。
そのため、年末にはインクカートリッジを買うわけですが、年末年始は何かと出費がかさむ時期でもありますので、せめてプリンタのインクを安く買えないか、と考えてネットで安いインクを探すわけです。
ちなみに、私は純正のインクしか使いません。
理由は、いとこがエプソンに勤めていたので、ちょっとでも利益貢献ができたらな、みたいなことです。
ECショップでインクカートリッジを購入
去年の年末は、ポイントなどを計算に入れても、某大手量販店で買うより 10%くらい安い金額で売っているネットショップを見つけ、そこで購入しました。
安く購入できたのですが、そのお店は「外箱から取り出して中身(インクカートリッジ)だけをお送りします」というタイプの ECショップでした。
外箱から取り出したインクカートリッジが入った小袋が、茶色の封筒に入れられた状態で届きました。
ちなみに、この記事で使っている画像は、「外箱なし」で購入したときのものではなく、新たにビックカメラで購入したインクカートリッジです。
【外箱に入った状態】
【外箱から出した状態】
外箱から中のインクカートリッジだけを取り出して送る理由は、送料を安くするためです。
外箱のままだと、縦横ともに大きさがあるため、封筒に入れて定形外郵便で送ることは出来ません。
そのため、宅配便で送る必要がでてくるため、送料が高くなります。
ですが、箱から取り出すと、平らに並べることができますので、「定形外郵便」で送ることができるため(送料が数百円になるため)、「送料無料」として販売することもできるようになるようです。
これが、この手のインクカートリッジの激安ショップのよくある郵送方法のようです。
外箱から取り出して送ることを条件として、送料無料としているショップの中には、「外箱に入れた状態で宅配便で送る場合は、送料 1,000円になる」と書いているところもあります。
送料 1,000円も払うなら、ヨドバシやビックカメラなどの通販を利用する方がお得になりますので、そのショップを利用するメリットはなくなります。
ので、事実上、宅配便で送る、と言う選択肢は存在しません。
このように、外箱などから取り出して中身だけ取り出して、商品のサイズを変えることで送料を安くする、というのは、このインクカートリッジに限らず、ECショップでは比較的多く採用されている手法だと言えるでしょう。
特に、最近は、宅配便の送料が高くなりましたので、定形外郵便やレターパックなどで送ることができれば非常にメリットが大きいわけです。
激安インクカートリッジを使ったらノズルが詰まった
こうやって購入した格安のインクカートリッジを使って年賀状を印刷していたのですが、途中でインクのノズルが詰まってしまいました。
ノズルが詰まると、「ノズルのクリーニング」を行うわけですが、このノズルのクリーニングは、インクを流すことでインクのつまりを溶かして解消する仕組みのため、ノズルのクリーニングをすると、通常の印刷以上にインクを消費する仕組みなのです。
そんなノズルのクリーニングを、ノズルの詰まりが解消するまで延々と実行したため、ノズルの詰まりが解消したときには、新しく入れていたインクカートリッジのインク残量が半分にまで減ってしまっていました。
ノズルのクリーニングは、インクが詰まった色だけを行うのではなく、全色まとめて実行します。
新しく入れたインクカートリッジが半分まで減ったということは、すべてのタンクも同じ様に減った、ということです。
つまりは、ノズルのクリーニングをするためにかかったインク代は、何と 3,000円!
ということ。
ノズルの詰まりが発生すると、どんなに安いインクを買っても割に合いません。
なぜ、ノズルが詰まるのでしょうか?
さて...
なぜ、ノズルが詰まるのでしょうか?
理由は様々あるでしょう。
ですが、
もしかするとインクが古かったのではないか?
もしかすると使用期限が切れていたのではないか?
そんな疑念が頭をよぎったのです。
新品と書かれていた純正のインクカートリッジを購入したのに、です。
純正の新品インクを買ってもノズルの詰まりは発生しますので、ノズルの詰まりの原因が使用期限が切れていたと断定することは出来るはずがありません。
ただ...
たまたまだったとしても、取り換えたそのインクがピンポイントでノズルの詰まりが発生するなんて...と思ったわけです。
カートリッジの外箱がないと使用期限が分からない
さてさて、ココで問題となるのは、カートリッジの外箱がないので、インクの使用期限がいつなのか、分からないという点です。
インクの使用期限は外箱にしか書いていないからです。
【6本セットの場合は裏面に】
【1本ずつの場合は下面に】
外箱がない状態では、下記の様に、インクカートリッジ自体には使用期限などは一切なく、どのような素性のものかが分かりません。
ちなみに、インクカートリッジの表面に QRコードがありますが、ココには「ICBK50」という型番が入っていただけでした。
もちろん、ECショップのページには「消費期限:2020年**月」という記載はありましたが、届いたインクカートリッジがその記載されている消費期限の商品である保証がないわけです。
手元に届いた商品と Webサイト上に記載されていた情報が同じであるという判断する手段がないワケです。
消費期限が切れているものが送られてきていても、見分ける方法がないワケです。
インクカートリッジが再生インクでも分からない
そのため、
消費期限が切れたため廃棄されたものを安く仕入れ、それを販売されていたとしても分からないわけです。
工場出荷の時点で何らかの問題があり、廃棄されたものである可能性もあるワケです。
アウトレット品としてばら売りされていたものを仕入れて、それを組み合わせて販売している可能性もあるワケです。
最悪な可能性としては、いわゆるリサイクルインク(再生インク)と呼ばれる、サードパーティのインクを詰めたものである可能性も否定できないわけです。
最初に申し上げた通り、この推測はあくまでも可能性です。
外箱はなくても、個別のカートリッジを包装している袋には入っていますので、純正品ではあろうと思っていますが、外箱がないため、中身がどういうものかを知る情報が欠けているわけなのです。
ちなみに、純正品のインクとリサイクルインクのインクとでは微妙に成分が異なります。
そのため、複数のメーカーが提供しているリサイクルインクをあれこれ使うと、ノズルのつまりの原因になります。
外箱は送らない、としているショップもある
ショップによっては、
送料を安くするために箱から取り出しますが、外箱も一緒にお送りします。
としているお店も少なくありません。
そのようなお店はまだ安心できるでしょう。
ですが、
外箱はお送りしません。
としている ECショップも少なからず見かけます。
とある ECショップでは
外箱はリサイクルのため処分します。
としているところもありました。
外箱は確かに紙なのでリサイクルできるものですが、「リサイクル」なんて言うそれっぽい理由を付けているところが余計にイイワケっぽく見えてしまいます。
隠したい違う理由があるために、それじゃない理由を何か書いておかなければ、という心理状態が感じられます。
外箱を平らにして、封筒の中に一緒に入れても、送料の差は数十円のため、外箱を送ることを拒否する理由が見当たりません。
場合によっては、使用期限が書いてある面のところだけを切り取って送ってもいいのではないでしょうか。
「外箱は送らない」のではなく、「外箱は(ないから)送れない」なのだろうと思えて仕方がないのです。
ヤフオクやメルカリはさらに闇が深いかも
ECショップではなく、ヤフオク、メルカリなどの個人間取引の場合も同様の出品を見かけます。
外箱は付けていません
という出品を見かけます。
いや、ECショップの場合は、Amazon、楽天、Yahooショップなどの ECモールにしても、オリジナルの単独サイトにしても、出品するための契約や手続き、コストがかかるワケで、曲がりなりにもショップとして店を構えるわけですので、ある一定のリスクを負っているとも言えます。
ですが、ヤフオクやメルカリの場合は、それらと比べると新しいアカウントを作り直す手間は格段に少ないわけですので、疑念がある商品が多々あると考えるべきであろうかと思います。
そして、怪しげな商品が出品されていたとしても、落札する側は事前に知ることができる情報は少ないわけです。
落札する前は言うに及ばず、落札して商品が手元に届いても、箱がなければそれが正規品なのか知りようがないワケです。
ヤフオクで出品者に「外箱を送って欲しい」と言う質問に対して、「外箱は送らない、と書いてあるでしょう!」と言う、質問の回答にもなっていない回答をしている人もいましたが、これまたますます怪しい出品者だな、と思えて仕方がないのです。
インクカートリッジは大手通量販店で買う方が安心
この記事を書きながらも、次のインクを買う必要があるため、またプリンタのインクカートリッジを探しています。
この記事のような疑念があるため、
「箱から取り出して郵送します。」
というお店は怪しげに見えるのですが、
「外箱も一緒に送ります」
としているお店の場合は、あんまり安くはありません。
「箱から取り出して郵送します」
と書いていないお店の場合は、送料がそこそこかかるため、ヨドバシカメラやビックカメラでポイントを付ける方が安かったりします。
そんなわけで、いろいろ調べてみましたが結果的には大手量販店の方がリスクが少なく、送料もかからない場合が多いので、大手量販店の方がよろしかろう、という気持ちになっています。
Amazonの場合は、以下のような感じです。
ちなみに、ヨドバシカメラは実店舗もネットショップも同じ値段ですが(同じ値段で売ると宣言しています)、ビックカメラはネットショップは他のネットショップと価格勝負している商品も多々ありますので、ネットショップの方が安い場合が多々あります。
また、ビックカメラの価格表示は、税抜き価格なので、一瞬「安い!」と思っても消費税を加えると安くなかったりしますので、その点注意が必要です。
プリンタを新しく買い替える方がトータルコストが下がる場合も!
インクジェットプリンタは、プリンタの本体は安いのですが、インクカートリッジが高いので、ランニングコストが非常に高くなります。
インクジェットプリンタは、プリンタ本体を安く提供し、インクカートリッジで利益を回収するというビジネスモデルなので、インクカートリッジが高いのは致し方がないと思うのですが、1年間に 2回くらいインクカートリッジを買うならば、下記のような新しいタイプのプリンタに買い替える方がよさそうな気がします。
このプリンタは、インクをインクカートリッジとして提供するのではなく、インクボトルとして提供します。
そのため、インクのコストはぐっと下がって、1枚当たりの印刷コストは 10分の 1程度です。
インクカートリッジに比べると、ランニングコストはタダも同然です。
ただ、その分、プリンタ本体を購入するときはこれまでよりもやや高くなっているのが残念ですが...
実際のランニングコストを比較した記事としては下記のような記事がありました。
http://kakaku.com/article/pr/16/03_epson/
この記事は PR企画なので、話半分で考えるとしても、印刷枚数が多いビジネス用途で使用を検討している方や、インクの消費量が多い写真の印刷を頻繁にする方など、印刷コストが気になる方は検討してみる価値があるんだろうという気がしています。
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